講義を聴けば聴くほど、単なる説得や交渉の戦略というよりは、実質的に「実践的なコミュニケーションと関係構築の知恵」を扱う講義として伝わってきました。完走した後に改めてイントロを見返すと、人と協働し生活するすべての過程がすなわち交渉の領域であると、すでに仰っていましたね。
講義を聴きながら、一つの確信が持てました。日々、経営主との交渉や説得が日常である営業管理職の方々、特にコンビニ業界で働く方々にとって、この講義は大きな助けになるはずです。もし私が5年前にこの講義を受けることができていたら、今もその業界に留まっていたかもしれないとさえ思いました。社内の正規教育課程として導入されれば、組織全体の成果を上げることに間違いなく寄与するでしょうし、大切なチームメンバーがいれば迷わずプレゼントしたい内容です。
ITエンジニアとして働いている現在は、当時よりも交渉や説得の強度は低いですが、他部署やクライアントとの要件対応および調整の際に活用できる戦略は依然として有効であり、非常に良い学びの機会となりました。
具体的には、経験的にしか知らなかった概念を明確な用語として学習できたことが有益でした。代表的なものとしてBATNA、MESO、Nibblingが挙げられますが、今後、似た概念や反対の概念に触れるたびに、それらを結びつけてより深く記憶に刻むことができそうです。
説得や交渉に天賦の才を持つ人もいるでしょうが、後天的にこの能力を養わなければならない方々にとって、この講義は必須です。AIに代替されない、人間だけができる固有の領域に価値を置く方々であれば、この講義が格別で意味のあるものとして心に染み入るはずです。