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レビュー 1 件
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平均評価 5.0
率直だ。「何を学べる」という紹介すらなく、履歴書に何を書けば面接官が頷くかを実践で掘り下げる。 会員/認証サービスバックエンド開発者として実務をしており、ほとんどオンプレミス環境で直接機器やインフラを扱っているため、「クラウドベースの実習」が出てくる講座は、普段「自分の環境とは違うから」と言って飛ばしていた。この講座もTerraformでAWS EC2やRDSを扱うパートがあるが、不思議なくらい抵抗がなかった。 Terraformを紹介しながらも、まるでbashスクリプトのようにシンプルに、「なぜこれを使うのか」と「これを通じて性能改善指標をどのように収集するのか」に集中したおかげだ。 講座の流れ自体が 「なぜ必要か → どう構成するか → 数値で証明するには何が必要か」 と整理されているため、単純なインフラ実習ではなく、履歴書に一行で「性能数値を根拠に改善案を導出した」と書けるようにしてくれる。 私は実際に物理サーバーでいっぱいのオンプレミスラック環境で認証システムを運営している。 Web01、Web02、ARS、Staging、DBバックアップ機器まで実物が全部ある環境だ。 そのような環境でも、この講座で説明したPrometheus、Grafana、CloudWatchの指標設計と負荷テスト → 改善サイクルはそのまま適用可能だった。 クラウドか、オンプレミスかは、この講座では重要ではなかった。 3週目のインデックス最適化講座は、最初はよくあるDBの基本レベルだと思った。 ところが、実行計画を読んでボトルネックを追跡する視野自体を矯正してくれる。 Covering Indexの意味も、単に「速いらしい」レベルではなく、I/Oコスト削減と全体のチューニング戦略における位置を明確に指摘してくれる。 私も実際に本人確認履歴APIをチューニングする際、単にクエリ長だけを短くしようとした経験があったが、 講座を追っていくうちに、「これは範囲インデックスの条件が効かなかったケースだったな」ということにすぐ気づけた。 そのような種類の感覚は、ひたすらケースを中心に説明する講座でしか得られない。 今後のトランザクション、ロック戦略、コード最適化講座も期待される。 この講座は単に実務知識を伝達するだけではない。 「その経験を履歴書にどう書くか」まで案内してくれる唯一の講座だ。 だから私は今、履歴書に"精算バッチプロセスの自動化および統計処理システムの改善"のように書いて済ませていた項目を、 講座で学んだ数値化された成果表現、問題解決中心の構成方式、そして構造的転換の意味を表す流れを反映して、以下のように変えた。 - Oracleプロシージャ + Excelベースの統計システムにより、月平均1,400万件の本人認証取引のROWデータを手作業で処理し、2時間以上を要し、業務上の競合や人為的なエラーのリスクが常在 - Spring Scheduled + CrontabベースのE2E自動化バッチシステムを構築 - Crontabによる並列実行の競合防止および実行周期の柔軟化 - Apache POIベースのレポート生成自動化 + 管理者へのメール自動送信を含む - 処理時間:2時間 → 15分 (88%短縮)、精算エラー率0%を維持、自動化されたレポートにより関連部署の意思決定速度向上 以後、実務でどのような構造が安定しており、どのような設計が保守に有利かを判断する基準ができ、 この基準はすぐに私の履歴書と思考様式に溶け込んでいる。 それは単純なスキルアップではなく、実力を言葉で表現できる能力の変化だ。 この講座は「バックエンド開発者として自分が何をしたのかを語れるようにしてくれる講座」だ。 クラウドでなくても、最新技術でなくても、 履歴書の文章を変えたい開発者なら必聴の講座だ。