제가 일본에 온 건 33살 때였습니다. 그 당시 저의 일본어 실력이라고는 한국에서 9개월간 연수받은 것이 전부였죠. 그런 제가 일본 회사에 채용된 이유가 무엇인지, 그리고 외국인 엔지니어를 채용할 때 회사 측에서는 어떤 점을 중요하게 보는지 항상 궁금했습니다. 🤔제가
[inタビュー #13] ‘互いの違いを尊重することで、真のチームが生まれます’ -韓国人エンジニアを迎え入れたスミダモトキさん
인프런
총 2개 코스
0명 참여중
조회수
71
로드맵 코스
inタビュー、Inflearnがインタビューします!
インフランの新しいコンテンツ
さまざまな職種・職業の方々の成長ストーリーをお届けします
韓国人エンジニアを日本で採用し、一緒に働くというのはどのような経験なのでしょうか?
国境や言語の壁を越えて働く人が増えている今、海外で働く人々の話からはいつも多くの学びや気づきを得られますよね。しかし、
その人を実際に採用し一緒に働いた“現地側”の視点から語られる物語は意外と珍しいかもしれません。
今回のインタビューでは、
日本で働く韓国人エンジニア・キム・ドンヒョクさんと、彼の日本人上司・スミダさんの両方の視点をお届けします。国籍も言語も文化も違う二人ですが、互いを理解し尊重し合いながら深い信頼関係を築いてきました。
文化の違いを超えて築いた関係、日本の採用スタイル、そして二人の仕事への向き合い方―
本インタビューでは、互いの違いを理解し合いながら歩んできた成長の過程が語られています。
- エディター・サナ🌿-
こんにちは、スミダ モトキです。
1967年 日本・岡山県出身。
下関市立大学経済学部に進学しましたが中退。
その後、社会人としての道を歩み始めました。
最初の勤務先は日本の労働省(現在の厚生労働省)でした。ハローワークで、求職者の就職支援を行いながら「仕事」には人の人生を変える力があるということを身近に実感しました。
1993年からは全く新しい分野であるIT業界に飛び込み開発者としてキャリアをスタートし、システム営業やSESビジネスなど様々な役割を経験しました。
当時はCOBOLやC言語といったプログラミング言語が主流でした。
2004年には東京証券取引所一部上場企業の子会社で代表取締役を務め、2008年には「アーカイブ」という会社を設立し、現在に至るまで経営を続けています。同年には不動産会社も立ち上げ、近年では広告やIT関連企業の外部アドバイザーとしても活動しています。
プライベートな話になりますが、ボクシングや野球が好きで韓国映画も時々楽しんで観ています。
そして、私の人生のモットーはスティーブ・ジョブズの言葉「Stay Hungry, Stay Foolish」です。
常に学び、常に挑戦し続ける人生を送りたいと思っています。
そういう意味でも今回のインタビューは私にとって新たな挑戦であり、学びの機会になると感じています。
これまで歩んできた道が、誰かのちょっとした参考になれば… これ以上嬉しいことはありません。
Q. どのような経緯で韓国人エンジニアを採用することになりましたか ?
当時の日本ではIT人材の不足が深刻な状況にあり、特に私たちのような中小規模のIT企業にとって優秀なエンジニアを安定的に確保することが年々難しくなっていました。
そうした背景の中で日本の経済産業省も外国人材の採用を含むさまざまな対策を提示していました。私たちのチームも徐々に外国人エンジニアの採用を検討するようになりその中で自然と韓国人エンジニアも有力な候補として考えるようになったんです。
韓国は地理的にも近く文化的にも共通点が多いため、日本の組織文化にもスムーズに適応できるのではないかという期待がありました。
実際に周囲の企業からも韓国人エンジニアとの仕事に関して良い印象を持っているところが多いようでした。
私自身も以前に韓国人エンジニアと一緒に働いた経験がありコミュニケーションやチームワークの面でも信頼感を持っていました。日本語と文法構造が似ていることから言語への適応が早く、任された仕事に対して責任感を持って取り組む姿勢も非常に印象的でした。
そういった点を踏まえ、候補者の一人であったキム・ドンヒョクさんに関心を持つようになり実際に面接を通じて慎重に検討した結果、当社のチームに非常にフィットする方だと判断しました。
Q. 採用過程でドンヒョクさんはどうでしたか?
最初は会社の新しいプロジェクトに適したエンジニアを探していました。さまざまな候補者を検討する中で、彼のポートフォリオが目に留まりました。
技術的なスキルはもちろんプレゼンテーションも非常に優れており「日本で働きたい」という強い熱意がとても印象的でした。
面接で見せてくれたコミュニケーションの取り方も素晴らしかったです。日本語が完璧だったわけではありませんでしたが、相手にしっかり伝えようとする姿勢と論理的な説明力が強く感じられました。
そういう点から「この方なら日本のチームにも十分に馴染めるだろう」と確信することができました。
もう一つ印象的だったのは彼が情報処理技術者の資格を保有していたことです。日本では外国人を採用する際にビザの条件が重要になりますが資格を持っているということは実務経験やスキルも備えている証です。
決め手となったのはその情熱や姿勢、そして「日本でキャリアを築きたい」という真摯な思いが伝わってきたことです。単なるスキルや経歴を超えて、「一緒に働きたい」と感じられる方でした。
Q. 外国人を採用する際重要視することは?
外国人を採用する際には、まず「すでに日本に在住している外国人」か「海外から新たに来日する外国人」かによって異なります。
特に後者の場合は、ビザ要件を満たしているかどうかが最初のハードルになります。
日本で外国人がITエンジニアとして就労するためには以下の3つの条件のいずれかを満たす必要があります。
IT関連の専攻で4年制大学を卒業していること
IT以外の専攻で4年制大学を卒業しており、情報処理技術などの関連資格を保有していること
IT分野で10年以上実務経験があること
この3つの中で、私が最も重視しているのは「情報処理技術者資格」の保有です。
実務能力を見極めるうえで最も明確な基準になると考えているからです。
次に重視しているのはコミュニケーション能力です。言語が流暢であるかどうかよりも、’自分の考えを論理的に相手に伝える力が重要’だと思っています。日本語力についてはN2レベルが理想ですが、それ以上に大切なのは「論理的思考」と「伝えようとする姿勢」です。
最後に重視しているのは柔軟性と協調性です。
外国人を採用するということは異なる文化を理解し、互いに尊重する姿勢が大前提になります。
スキルやスペックだけで判断するのはリスクが伴います。
「一緒に働きたいと思えるか」「チームに良いエネルギーをもたらしてくれるか」そういった点も総合的に見ています。
これまで私自身、韓国・中国・フィリピン・インドなど様々な国籍のエンジニアと一緒に仕事をしてきました。
国籍が評価の基準になることはありませんが、韓国人エンジニアについては、平均的に責任感が強く、チームワークに優れていると感じています。
Q.日本でエンジニアを目指す方へ ―
就職準備をするうえで大事なポイントは何だと思いますか?
先ほどもお話ししましたが、
私の場合まず最初に見るのは情報処理技術者の資格を持っているかどうかです。この資格があれば日本での就労ビザの条件を満たすことができますし、実務能力の証明にもなります。
次に重要なのは、自分で何かを作り上げた経験です。
単に資格やスペックを並べるよりも
小さなものでも自ら企画・設計し、最後まで完成させたプロジェクトの方がはるかに説得力があります。
完成度を高めるためにクローンコーディングのプロジェクトをポートフォリオに含めるケースもよくあります。しかし近年では見た目だけを真似たクローン―
UIだけを模倣したようなプロジェクトはあまり高く評価されない傾向があります。
特に技術が高度化している現在では、単なる実装力よりもシステム全体を俯瞰する視点や構造的な思考力がますます重視されるようになっています。そのため、どのような問題をどう定義しそれをどのように解決したかという文脈がしっかりと伝わるポートフォリオの方が、ずっと目を引きます。
これからは、データの流れやクラウド環境・ユーザー体験(UX)までを考慮した設計力こそが、本当の実力として評価されるようになると思います。これは日本に限らず、世界中どこでも共通する傾向だと感じています。
最近印象に残っているのが、ある大学生が発表した事例です。
QRコードを使ったポイントアプリをテーマにした発表だったのですが、単に画面をいくつか作っただけではなくデータベース設計やアプリの構造、データの流れまで非常に体系的にまとめられていました。技術そのものよりも「問題をどう定義し、それをどう解決していくか」というプロセス全体をきちんと設計していた点がとても印象的でした。
チーム内でも「この人なら、すぐにでも現場に出て活躍できそうだね」と話したほどです。
日本語も、もちろん上手である方が望ましいですが、必ずしも流暢である必要はありません。
JLPTのN2レベルの語力があれば十分ですしそれ以上に大切なのは、論理的に伝えようとする姿勢と、積極的にコミュニケーションを取ろうとする姿勢です。
💫 結局、一緒に働きたいと思える人かどうかが最も重要なんです。
言語スキルは時間とともに上達しますが、姿勢や態度は最初から現れるものですから。
Q. 外国人が日本で働くときにどんなところに難しさを感じると思いますか?
スミダさん:一番大きな難しさは文化の違いからくる「働き方の違い」だと思います。
例えば日本では問題が発生した際には一人で抱え込まずできるだけ早い段階でチームや上司に状況を共有し、一緒に方向性を決めていくのが一般的です。
これは「報・連・相(ほうれんそう)」と呼ばれる文化で日本の職場では非常に重視されています。
しかし、韓国や他の国では「まず自分で解決してから報告する」
というスタイルに慣れている方も多く最初のうちはその違いが誤解を生むこともあります。
もう一つは、「責任の基準」に関する違いです。
日本ではそれぞれの役割が非常に明確に分かれていることが多く、そのため、自分の担当外の業務に軽々しく関わろうとしない傾向があります。
一方で担当範囲内の仕事には強い責任感を持って取り組む姿勢が見られます。
こうした点は最初は少し戸惑うかもしれませんが、慣れてくるとむしろ効率的に働ける仕組みだと感じるようになると思います。
ドンヒョク:私も最初は「どうしてこんなに会議が多くて、報告しなきゃいけないことが多いんだろう?」と思っていました。韓国ではスピード感や柔軟性が重視されるので、まずは自分で問題を解決してからあとで報告するというスタイルが一般的だったんです。でも日本では、たとえ小さなことでも共有してみんなで相談することが大事なんだと気づきました。
今ではそうしたやり方のおかげでチームワークが良くなったと感じています。
Q. 一緒に働いてみてどうですか?ドンヒョクさんはどんな方ですか?
キム・ドンヒョクさんは本当に柔軟な方です。
感情に流されず、冷静に状況を整理しながら、チームメンバーにも常に背景や文脈も丁寧に共有してくださいます。
韓国の方でありながら日本人以上に日本的なコミュニケーションをされると感じたこともあります。
謙虚でありながら自分の意見をしっかり持ち責任から逃げないスタイルです。何よりドンヒョクさんは信頼できる方でした。一緒に働いていると安心感があり、「任せても大丈夫」と思わせてくれる存在です。そのおかげで、チーム全体の雰囲気もポジティブに保つことができました。
Q. お二人の記憶に残っているプロジェクトやエピソードがあれば、ぜひ教えていただけますか?
スミダ:ドンヒョクさんとはよく一緒にお酒を飲みながら、仕事や人生について語り合うことがあります。笑った思い出もたくさんありますし良い記憶も多いですが、やはり一番印象に残っているのは一緒に苦労した瞬間ですね。特に覚えているのは、あるタクシー会社の社内システムを再構築したプロジェクトです。
旧システムは20年以上前のDelphi(デルファイ)ベースで構築されており。ほとんどドキュメントも残っていませんでした。しかも、最初の要件定義も非常に曖昧で時間的な余裕もなく、プロジェクト初期は実質的に「危機的な状況」に近かったと思います。
ドンヒョク:あの時は、スミダさんが直接クライアントとのミーティングをリードしてくださり、状況を立て直してくれました。単に謝罪するだけではなく要件を一つひとつ丁寧に整理し、優先順位を明確に分けてお客様の期待値をうまく調整してくださいました。
社内も混乱している状況でしたが、スミダさんが軸となってくださったおかげでチームの方向性を見失わずに済みました。最終的に私たちはシステムを全面的に再設計し、前よりもはるかに柔軟で拡張性のあるWebベースの構成へと移行することができました。
クライアントにも非常に満足していただきましたし、このプロジェクトを成功に導いた最大の要因はスミダさんの問題解決力と高いコミュニケーション能力だったと今でも思っています。
スミダ:私もあのプロジェクトを通じて、ドンヒョクさんへの信頼が一層深まりました。
先の見えない状況の中でも最後まで責任を持って問題解決に取り組む姿勢がとても印象的でした。
Q. 最後にお互いへ一言伝えるなら?
スミダ:ドンヒョクさんは、私にとって本当に「友人」のような存在です。国籍や言語は違っても一緒に働く中でお互いに多くのことを学び合い,
どんな困難な状況でも常に冷静に対応してくれてとても心強い存在でした。いつもチームのために調整役を担い、責任感を持って仕事に取り組む姿には私自身も刺激を受けています。これからもどうぞよろしくお願いします。
今のように信頼し合って一緒に働けることを心から感謝しています。
ドンヒョク:(笑)えっ、友達ですか?
僕にとっては…そうですね、良き「父親のような上司」だと思っています(笑)。
日本に家族がいない私にとってスミダさんはいつも心強い支えでした。どんなときも私を信頼して仕事を任せてくれましたし、難しい場面でも変わらず尊重してくださったことを今でもよく覚えています。日本に来たばかりの頃から今まで、スミダさんと一緒だったからこそ乗り越えられた時間がたくさんありました。
この場を借りて改めて感謝の気持ちを伝えたいです。本当にありがとうございます!
“お二人の間には本当の信頼関係が感じられました。”
今回のインタビューは、スミダさん、ドンヒョクさん、そしてインフランのカリンとサナが参加し、オンラインで行われ、インタビュー中、お二人は何度も顔を見合わせて笑っていました。
真剣な話をしている最中でも「あの時は本当に大変だったね」「でも楽しかったですよ」など、冗談まじりの言葉が自然と交わされ、その言葉の端々にはお互いへの信頼と敬意がにじみ出ていました。
スミダさんは「一緒に仕事ができて本当に感謝しています」と語り、キム・ドンヒョクさんも「本当に良い時間でした」と頷いていました。このやりとりは、単なる「上司と部下」の関係を超えたものでした。
「友情」という言葉が決して大げさではない、そんな温かい空気がそこにはありました。
国籍も言語も文化も異なる二人ですが、共に過ごす時間の中で築いてきた信頼、違いを受け入れようとする心、そして同じ目標に向かって歩もうとする仲間としての姿勢が、彼らを一つの「チーム」へと導いてくれたのです。
今この時代、より多くの人が国や言語の壁を越えて共に働こうとする中で、
このインタビューが誰かの背中をそっと押すような― そんな温かい勇気とインスピレーションになりますように。🌱
로드맵 상세보기
총 2개 코스